がん検診

はじめに

厚生労働省の統計による日本人の死因の1位はかつては脳卒中でしたが、今やがんがそのトップで、しかも年々増加の一途をたどっています。
国民の2人に1人はがんになり、3人に1人はがんで亡くなっている現状です。
図3はそのがんの内訳です。男女とも肺・胃・大腸がんが3位までを占めていることがわかります。
また、年齢でみると脳卒中や心臓病のような動脈硬化性疾患に比べ、がんは50代、60代くらいからグングン増えていき、いわゆる働き盛りの年代でがん死亡してしまう特徴があります。
逆にいうと、がんを乗り越えれば長生きできるのです。

図1 主な死因別にみた死亡率

 

図2 主な死因別死亡数の割合(平成22年)
図3 がんの主な部位別死亡率(人口10万対)の年次推移

対策

  1. 予防する
    • がんになることを前もって予防する、これが出来ればもうがんは怖くないですね。
      長年の研究で、喫煙や深酒のような生活習慣の改善、大気汚染や発がん物質(最近では印刷工場で胆管がんが多発して大きなニュースになりました)のような環境の改善、肝炎ウイルス・子宮頚がんウイルス・ピロリ菌などの感染症の治療…これらががんの予防に有効です。
  2. 早く発見する
    • ところが予防できるがんは残念ながら一部に過ぎません。そこで次にするべき対策は“早期に発見する”ということになります。
      小さくて転移がないうちに見つかれば完治が望めます。進行して体のアチコチに散ってしまってからでは治療はとても困難です。

当院で行っている横浜市のがん検診

40歳以上の方は胃がんと大腸がん検診、50歳以上の男性は前立腺がん検診を年1回受けられます。自己負担額も少ないのでお勧めです。特に70歳以上の方は無料ですから受けなきゃソン!といえるでしょう。

  1. 胃がん
    • レントゲンで胃を撮影します。当院では皆様のご心配に配慮して安心して検査が受けられるようにしています。
      • ①バリウムは飲みやすいものを選んでいます。
      • ②被曝が最小になるように短時間に最小限の撮影枚数で済ませます。
      • ③便秘にならないよう、普段の排便状況をお聞きして充分量の下剤を処方します。
      • ④内視鏡検査と違い、鎮静剤を使いませんので終了後すぐに帰宅できます。車の運転も可能です。
      • ⑤検査は経験20年以上の病院放射線科の技師長が行い、読影は消化器病専門医(院長)が行います。
  2. 大腸がん
    • 便に出血があるかを検査します。最も簡単で身体に負担が少なく安価な検査です。
  3. 前立腺がん
    • 採血してPSAという腫瘍マーカーを検査します。

費用

  40~69歳 70歳上
胃がん 3,140円 無料
大腸がん 600円 無料
  50~69歳 70歳上
前立腺がん 1,000円 無料

お申込み

胃がん検診は予約で、大腸がん検診と前立腺がん検診はいつでも出来ます。
同日に行うことも可能ですからお気軽にお問い合わせ、お申し込みください。

おわりに

平均寿命が80歳を超えた現在も、がんで亡くなられる方は後を絶ちません。
検診を毎年受けていれば助かったのに…という思いを、診察をしていて私は何回も経験しました。
一方、早期発見が出来て完治し、その後10年以上たった今でも再発なく元気に外来にお見えになる方もたくさんいらっしゃいます。
検診は年に1度受けることが理想です。
横浜市のがん検診を受けられることをお勧めします。

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